パンやトイレットペーパーなど必需品、徐々に品薄解消(日経Web)の写し [東日本大震災]
物流正常化進む 飲用水・牛乳・納豆は品切れ続く
2011/3/26 13:03の記事です。
東日本大震災の発生から約2週間。一時は品切れが深刻化した大都市圏のスーパーなどの店頭に一部の生活必需品が戻っている。首都圏ではパンやトイレットペーパーなどの商品が手に入りやすい状態に。ガソリン・軽油供給の安定による物流の正常化に加え、消費者の買いだめが沈静化しつつあることが寄与している。ただ乳製品など供給が追いつかないものも残っており、小売業やメーカーはなお代替調達や増産を急いでいる。
「毎日の入荷が可能になったため、顧客にも安心感が広がっている」。食品スーパー、いなげやの東京都や神奈川県の店頭には新潟県産などのコメが並ぶようになった。
震災直後は1日の売上高が前年の4倍を超えていたが、現在は通常の水準に。トラック配送の正常化などで商品供給の遅れが減り、買い急いでいた消費者の心理も改善されたことが大きい。パン類もスーパーやコンビニエンスストアで買うのが容易になってきた。
東北地方の漁港の被災により、売り場に空きが目立った鮮魚もスーパーが代替調達を進め、品不足感は解消されている。イオンは九州から関東の店舗に運ぶなど、全国の産地から融通。トイレットペーパーやティッシュなどの家庭紙は、製紙大手が西日本の工場を中心に増産を急いだ結果、品ぞろえは改善した。
青果は出荷制限のかかった北関東産のホウレンソウなどが他県産に置き換わり、首都圏のスーパーの売り場は震災前と見た目は変わらない。だが品不足が起きないのは「消費者の買い控えが一因」(大手スーパー)。葉物野菜を中心に市場の卸値は下落傾向だ。
一時よりは改善したが完全に元に戻らない売り場も残る。カップ麺も棚に戻り始めたが、停電や原発危機が続くなか「非常食としてのイメージから需要が高止まりしており、品目が限られる」(大手コンビニ)。被災地への供給を優先している紙おむつも入荷が少なく、1人1点に購入を制限する店もある。
一部商品は引き続き品切れが顕著だ。ミネラルウオーターは23日に都内で乳児に対する水道水の摂取自粛が呼びかけられたことで需給が逼迫し、手に入りにくい状況。メーカーや小売り大手は海外調達に動いている。関西でも首都圏などへの「送品需要」で品不足が続いている。
電池も「入荷するとすぐ売り切れる」(関西の家電量販店)。牛乳やヨーグルトは、乳業・包装材メーカーの工場復旧が遅れており、なかなか供給が追いつかない。納豆は計画停電も響く。全国納豆協同組合連合会(東京・台東)は「納豆は製造に3日程度かかる。この間に計画停電があると製品がだめになるため、メーカーが生産再開に及び腰だ」と話す。
少しずつではありますが、落ち着いてきたのでしょうか?ガソリン等の燃料が首都圏では、安定化に向かうとともに、西日本を中心とした増産によって、回復しつつあるのでしょう。しかし、原発の状況が不安定で、まだまだしばらく原発の状況変化如何では、この状況もどうなることやら。一日でも早い原発の収束を望みます。
ご訪問ありがとうございました。
アザラシさんの前の記事を拝見させていただきました。
この時期外食する機会もないので、目で楽しませていただきました。
特にラーメン・・・今度行こうと思うお店をチェックさせていただきました。
安心して過ごせる日々が一日も早く・・・願うばかりです。
by kyoko (2011-03-26 22:11)
kyoko 様
ご丁寧にありがとうございます。
このタイミングで、2週間ほど私も自粛しております。
今は、ただ、復旧状況の確認と正確な情報ということで、情報提供に努めている毎日です。
kyokoさんのおっやる通り、早く事態が沈静化すること、安心して復旧・復興ができる日がくればと祈っております。
by アザラシ (2011-03-27 13:50)