原発汚染水放出「水産業も補償対象に」 官房長官(日経Web)の写し [東日本大震災]
2011/4/6 12:01の記事です。
枝野幸男官房長官は6日午前の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所が低レベルの放射性物質を含む汚染水を海に放出した問題をめぐり、漁業関係者が抗議していることについて「水産業の被害は農作物と同様、当面の仮払金も含め、補償の対象にしていくのは当然だ」と表明した。
同時に「(放出は)20万倍以上の高濃度の水が出ないようにする措置だが、漁業関係者には納得できるものではない」とも述べた。
魚介類に関する放射性物質の規制値について、暫定的に野菜と同一の規制を準用したことに関しては「野菜については食品安全委員会で適切であるとされた。魚介類も食品安全委員会に諮る必要がある」と指摘した。
同問題を巡っては、日本政府からの通告が無かったとして、韓国などの周辺諸国も不満を示している。枝野長官は「周辺諸国に詳細で丁寧な説明が必要ではなかったかとの指摘は真摯(しんし)に受け止めなければならない」と語った。そのうえで「近隣諸国への連絡伝達をより丁寧に行っていくよう経済産業省、外務省の連携を調整している」と説明した。
漁業関係者の原子力発電所への信頼が、損なわれた結果として、このような措置が採られた模様。
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