津波 [東日本大震災]
NHKのニュースで、釜石市浜町の津波の状況が映し出された。
大きなゆっくりとした波のうねりが、ゆっくりゆっくり近づいてくる。
そして、海水が防波堤から漏れ、陸地に入ってきた。
だんだんとその勢いが強くなる。
そのうち、おおきなうねりの波が防波堤を超え、これでもかという量で、襲ってくる。
家は、砂埃を立てたとたんに、動き始め、建物の間は、海から流されてきたがれきや船が流れる有様。
初めて見た気がする。この天災を。かつて、日本で見たことのないスケール。
あっという間に、およそ10分強で、浜町を埋め尽くし、その波は、釜石市市街地を、呑み込んでいった。
13日の朝の映像では、車や消防車が、市街地の道路に折り重なって、積み重なっており、そのすさまじさに、言葉も出なかった。
地震 M7.9 ⇒ M8.4 ⇒ M8.8 ⇒ M9.0 [東日本大震災]
2011年3月11日 14:46分
横揺れを感じ始めた。地震だ。最初は、わずかな揺れと思い、そのうち止まるとおもいきや、だんだん激しくなり、同僚の仲間が、全員いるかどうか、確認した。
と同時に、揺れは、もっと激しくなり、積み重ねていた書類が崩れる。
机の中に入って、揺れが治まるのを待つ人もいる。
なかなか治まらない。
時間にしてどうだろう?2分?テレビをつける。震源地は、宮城沖の地震とわかる。
しばらくして、窓から外を見ると、人が溢れている。テレビで津波の警戒の情報が流れ始める。
地震発生時は、このような状況。
帰宅するのに、電車もまったく動いてなく、タクシーもつかまらない。
というか、車が、渋滞でまったく動いていない。で、アイフォン片手に、自宅までのマップを検索。
2時間15分ということでしたので、また、会社から自宅まで、限りなく直線に近いルートを示したことで、会社の前から歩き始める。
幹線道路は、結構、人も多いが、一歩、裏道に入ると、人影もまばら。また、裏道から幹線道路の交差点は、車が動かず、渋滞している状況。
意外とさっささっさと歩きました。2時間20分!
次の日、聞いたところ、大手町から4時間かけて帰ってきた人もいたようです。
東京が大災害であるならば、おそらく歩く人は、この日の1000倍ぐらいで、歩道が大渋滞になるのかも。